ぼだいじゅ菩提樹
町指定(昭和52年年7月18日指定)
しなのき科シナノキ属の樹木で推定樹齢500年とされる。中国中部原産で寺院の庭によく植えられる落葉高木。若枝や葉裏に灰白色の星状毛が密生する。葉は長さ5~10㎝、表面無毛。花は初夏、香りがよい。果実は径7~8㎜、念珠を作る。釈迦が木の下で悟りをひらいたという菩提樹(漢名)はインドボダイジュでクワ科のもので、本種とは別のもの。葉形がにているという。現在の地蔵院本堂(旧尾羽寺阿弥陀堂)が室町時代に改築された際、植えられたといわれている。
参考:『益子町の文化財』