町指定(昭和48年年2月7日指定)
唐様式、三間四面寄棟造り茅葺き型銅板葺き、桁行8m、梁間7.2mのお堂で、建立は江戸中期と推定される。欅材を用い、斗拱、蟇股、飛檐垂木など精細優美である。正面中央に天保6年(1835)の銘のある鰐口がある。本尊の薬師如来像は春日の作といわれ山本古屋城主高塩伊勢守の本尊であったと伝えられる。侍仏の十二神将は素朴な彫刻である。この薬師堂は目に関する信仰が高く、縁日には多くの人でにぎわった。
参考:『益子町の文化財』