木造阿弥陀三尊像
もくぞうあみださんそんぞう木造阿弥陀三尊像
県指定(平成2年年1月26日指定)
- 種類
- 彫刻
- 時代
- 鎌倉時代
本尊の阿弥陀如来立像、両脇侍の観音菩薩坐像、勢至菩薩立像の三尊からなる。本尊は室町時代作で桧材、寄木造、玉眼であり、両脇侍は桧材、一木割矧ぎ造り、玉眼で鎌倉時代につくられたとされる。表面の箔は寛永10年(1633)に京都の白川に住む仏師慶運によって修理された際のものである。衣文線の複雑な乱れや動きのある体躯などは宋風(中国宋時代の様式)の影響を受けた作であり、慶派系(運慶一門)の仏師によってつくられた仏像である。両脇侍は近年の研究により快慶作といわれている。
参考:『益子町の文化財』
- 所在地
- 大字上大羽945-1
- 所有者
- 地蔵院