県指定(昭和35年年10月11日指定)
像高48㎝、台座16㎝の銅造の仏像である。阿弥陀如来は、その印から、善光寺式阿弥陀如来として知られている。阿弥陀如来はその面相から、粒の大きい螺髪や髪際、大きくなった袖のひるがえりや足先に近い裳の端の形から、鎌倉時代後期の作と推定される。また、眼の線ものびのびとして美しく、唇の表現も写実的であり柔らかい。衣の線も深く流麗である。
引用:『益子町の文化財』