県指定(平成14年年2月15日指定)
両界曼荼羅図は胎退蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の二幅からなり、永禄11年(1568)宇都宮に住んでいた絵師、縲来雅楽尉(つぶらうたのじょう)によって制作され宇都宮氏の菩提寺であった地蔵院に納められた。曼荼羅図とは諸尊の悟りの世界を象徴するものとして諸仏を描いた図で法会のときなどに本堂に掲げ、仏教の教えをわかりやすく説いたものである。
参考:『芳賀の文化財』第25集