益子参考館上台(旧濱田庄司邸離れ)
ましこさんこうかんうえんだい(きゅうはまだしょうじていはなれ)益子参考館上台(旧濱田庄司邸離れ)
県指定(平成14年年8月30日指定)
- 種類
- 建造物
- 時代
- 江戸時代
上台は来客者の宿泊所とするために、益子町小宅の高野家母屋を昭和17年(1942)に解体移築したもので完成までに約10年の歳月を要したといわれる。大規模な寄棟造茅葺で南面して建ち桁行14間、梁間7間、正面に入母屋造の式台を突き出す。式台の7層の軒づけは重厚な感じを与える。桁行6間が土間部で、三重梁を架け、東側に馬屋跡、西側の土間境には居間、中廊下、北の間が並ぶ。上段の間は床棚付書院を備え、次の間と角間境には意匠を凝らした筬欄間がはめ込まれるなど、整った室内構成をもつ。棟高や軒高の高さ、平面構成、部材の古さなどからも江戸時代末期の創建と考えられる。
引用:『芳賀の文化財』第25集
- 所在地
- 大字益子3388
- 所有者
- (公財)濱田庄司記念益子参考館
- 公式webサイト
- http://www.mashiko-sankokan.net/