地蔵院本堂
じぞういんほんどう地蔵院本堂
国指定(重要文化財/昭和25年年8月29日指定)
- 種類
- 建造物
- 時代
- 室町時代
永正年間(1504~1521)の建立とされている桁行5間梁間4間、入母屋造り柿葺き型銅板葺きの建造物である。側柱は角柱、内部は円柱、阿弥陀堂式の平面を構成する。柱間寸法8尺4分、斗拱は二手先組、つなぎ虹梁先を肘木に作りだし斗拱を組み込む。内陣格天井中央一部折上天井、花鳥、飛龍、鳳凰の彩色画が填められており、鏡板長押びわ材彩色仕上げ。来迎柱2本は後寄りに立て、前方に須弥壇を設け、春日厨子を安置する。春日厨子は鎌倉時代の作と見られ毛彫り金具等優雅である。
参考:『益子町の文化財』
- 所在地
- 大字上大羽945-1
- 所有者
- 地蔵院