襖絵
ふすまえ襖絵
町指定(平成10年年7月1日指定)
- 種類
- 絵画
- 時代
- 江戸時代
妙伝寺本堂の襖に描かれた作品で、画家法橋安達三楽斎元善が描いた。表側に松に鳳凰、裏側に竹と梅がそれぞれ力強く描かれている。松本の歌舞伎舞台背景襖絵と同時期に妙伝寺本堂で製作されたといわれている。作者安達三楽斎は寛政3年(1791)に真岡の呉服商家に生まれ、幼いときより絵を好み、谷文晁の門に入り画法を学び力量を高めていった。文晁の高足である高久靄崖、同郷の小宅文藻らとは特に親交が厚かったといわれている。松本地区にこのような作品が残されているのは、三楽斎の妻が松本の広澤家より嫁いでいることによるものと思われている。
(引用:『芳賀の文化財』第25集)
- 所在地
- 大字山本724
- 所有者
- 妙伝寺