高館城跡(西明寺城)
たかだてじょうあと(さいみょうじじょう)高館城跡(西明寺城)
町指定(昭和48年年2月7日指定)
- 種類
- 史跡
- 時代
- 室町時代
中世に高館山に築城された山城。当初は初期の西明寺があったといわれる権現平のすぐ北に館を築いたという。南北朝期には後醍醐天皇を中心とした南朝方の城として、西明寺城とよばれ関東六城のひとつに数えられた。この頃に、権現平を主郭とした城から高館山山頂部を主郭とした大規模な城に改造している。北朝方の攻撃を何度か耐えるものの、正平7年(1352)、関東六城の中で最後に落城した。その後、安土桃山時代には益子勝宗が高館城に居城を移すなど、16世紀まで使用された形跡がある。
参考:『のびゆく益子』
- 所在地
- 大字益子
- 所有者
- 益子町