文化財詳細

日下田邸(染色工房併用)

日下田邸(染色工房併用)

ひげたてい(せんしょくこうぼうへいよう)日下田邸(染色工房併用)

県指定(平成8年年8月20日指定)

種類
建造物
時代
江戸時代

寛政年間(1789~1801)に建てられた木造平屋建て寄棟造り茅葺き曲屋で、藍染業「日下田藍染工房」の住居と作業場を兼ねた建物である。大戸を入ると左側は藍染めの作業場となっていて72個の藍染め用の甕が整然と並んでいる。甕場の天井は竹のすのこ張りで、その下に桁、梁の木組みが見える。右側は店や居間、納戸となっていて南側は奥座敷となっている。かつて江戸時代中期から明治時代初期にかけて全国各地に存在し、日本人の衣料の80%を染めた藍染業の盛んだったころの紺屋の様子が窺える。

(参考:『益子町の文化財』)

所在地
大字城内坂1
所有者
日下田正(個人蔵)